ぎゅっ!とこんな内容
SSの特性は、被写体の”残像の調整”と”光の調整”。撮りたいイメージと被写体の動きによってSSを調節します。シチュエーション別のSSの目安を参考にしましょう!
こんにちは、トモキです。
5年ぶりくらいにユニクロ行ったら…ユニクロ最強!笑
さて、今回はシャッタースピードを解説!適切な設定で、おもしろい写真をたくさん撮りましょう!
それでは、やっていきましょう!
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シャッタースピードの目安!明るさとバランス
シャッタースピード(SS)のを上手に調節すると、スマホでは撮れないスンゴイ写真が撮れちゃいます!
SSを速くすると、
こんなのが撮れたり。逆に遅くすると、
こんなのが撮れたり。一眼カメラの醍醐味ですね!
シャッタースピードの特性(残像・光の調整)
SSの特性は、被写体の”残像の調整”と”光量の調整”です。
こんな感じで、SSを速くする(=シャッターが少しの間開いている)と、被写体の”瞬間”が撮れます。また、光があまり入らないので、暗い写真が撮れます。
一方で、SSを遅くする(=シャッターが長く開いている)と、被写体が”残像”として撮れます。また、ずっーと光が入り続けるので、明るい写真が撮れます。
- SSの特性は、被写体の”残像の調整”と”光の調整”
残像の調節
上の例は、SSの長さによって撮れ方を比較しました。SSが速いと車ははっきりと映っています。一方で、SSが遅いと車のライトのみが残って残像として撮影されます!
つまり、SSが速いと”一瞬”が、遅いと”残像”を撮影します。
前者の”一瞬”は、イメージが付きやすいですね。
よく、鳥の撮影や飛行機、レーシングカーなどの動きが速い被写体の一瞬を撮影します。こんな感じ。
”一瞬”は、自分の目でも見れるのでイメージが付きやすいです。
一方、後者の”残像”は、少々イメージが付きにくい…。ただ、見たことがない写真が撮れるので目を惹く写真が撮れます。
最初は、撮っている人の写真を見て、マネをしてみましょう!次章いくつか、例を出すので参考にしてください!
- SSが”速い”と”一瞬”が、遅い”と”残像”を撮影
光の調節
SSには、光を調節する特性があります。
上の写真を参考にしてください。F値・ISO感度は固定にして、SSのみを変えました。SSが速いと”暗く”、遅いと”明るく”撮影できます。
昼間、とっても明るい時はSSを速くして光を調整します。一方、夜の撮影ではSSを遅くします。
- SSが速いと”暗く”、遅いと”明るい”
被写体に合ったシャッタースピードの目安
被写体に合ったSSの目安を紹介します!
ただ、条件によっては微調節があるので、実際のSSの決め方は次章で紹介しますね。
~1/1000 秒
かなり速いSSなので、とても速い被写体の一瞬を撮れる反面、暗く撮れるので太陽が出ている日中の屋外の撮影に向いています!
1/1000~1/250 秒
それなりに早く動いている被写体には目安として有用です。
身の回りでは、車や人が被写体の場合や自然では滝や川の撮影に適しています。
1/250~1/60 秒
僕は一番よく使うSSです。光量とのバランスもいいので手始めに使ってみるSSとしてバッチシです。
1/60~1/15 秒(手ブレぎりぎり)
ここまでくると一瞬をピタッと止めるのは難しくなるSSです。手ブレに注意をしましょう。
どうしても光量が少ない場合や、逆にあえてブレさせる撮影方法が良いと思います。
1/15~1.0 秒(三脚必要)
ブレさせないなら三脚必須です。手持ちでブレさせるのも良いです。
1.0~10.0 秒
ここからが目安として長時間露光と言われる撮影です。
長時間露光は、目では見えない美しい撮影ができるのでおすすめです!
10.0 秒 ~
夜の光量がとて少ない被写体で有用です。具体的な撮り方は下記でも紹介しています!
シャッタースピードの決め方
今回は、2つのステップで紹介します!
SSの決め方
結論、写真は、”光を扱う3つの道具”のバランスで撮らます。
そのバランスは「F値→SS→ISO感度」の順番で設定するのが基本ですが、速い被写体を撮る場合や、長時間露光をして撮りたい場合はSSから優先的に設定しましょう。
なので、【STEP.1】では、撮りたい写真をもとにSSを決定します。初心者は、F値とISO感度は共にまたは、ISO感度のみオートで撮影するといいでしょう。
【STEP.2】では、ちょこっと上級編。光を扱う3つの道具のバランスを考えて設定します!
【STEP.1】撮りたい写真をもとにSSを優先的に設定
SSの2つの特性の内、1つに”残像の調節”がありましたね。
まずは、撮りたい被写体に対して、SSを短くする(一瞬を撮る)のか。または、遅くするのか(残像を撮る)。を決めましょう。
SSを速くする場合
ポイントは、被写体のブレをなくして撮影をすることです。
つまり、被写体の動いている速さに対して、一瞬を止められるSSでなけれればいけません。目安は、前の章を確認してください!
「んじゃあ、とにかくSSを速くすればいいじゃん~」は間違えではありません。
一方で、夜の様な暗い場所での撮影は、光量も大切な撮影の要素になります。あまりに速いSSは光量の低下につながるので、光量とのバランスが必要です。
ブレないSSが分かったら、徐々にSSを遅くして試しに撮ってみる。ブレないぎりぎりを探すのがコツ。
また、その他の設定(F値・ISO感度)は、F値とISO感度は共にまたは、ISO感度のみオートで撮影するのがオススメです。
SSの設定のコツを掴むために、SS”のみ”へ集中しましょう!
F値の目安は下記をご覧ください!
- 場面別SSの表を参考に撮ってみる
- 光量とのバランスを気を付ける
- ブレないぎりぎりを探す
SSを遅く”する場合
長時間露光は、車のレーザー・星空・夜景・文字の撮影etc…と、とってもおもしろい撮影ができます!
実際の写真を見て「撮りたいな」と思った写真をマネして撮ってみてください!参考の写真と撮り方をリストでまとめています!
長時間露光の撮影をする際には、ブレ防止のため三脚必須です。余談ですが、カメラマンを見るときカメラよりも三脚を見ます。
とてつもなく熱く三脚を語っているのでよかったらご覧ください!笑
- 気になる写真の設定をマネする
【STEP.2】光を扱う3つの道具のバランスを考えて設定
繰り返しですが写真は、”光を扱う3つの道具”のバランスで撮ります。そのバランスは「F値→SS→ISO感度」の順番で設定するのが基本。
まずは、F値でボケの具合を決めます。次に、被写体の動きに合わせてSSを設定します。最後に光量をISO感度で調節します。
撮影では3つの道具すべてが調節できると設定を決めずらくなります。完成のイメージから1つの設定は固定して設定を決めましょう。
この写真は、メインの白い花以外をぼかすイメージを持っていたので、F値をF2.8で固定して撮影をしました。
SSは風による花の揺れを抑える為、速めに設定しています。これも、SSを変えて何回か撮影をして決定しました。ISO感度はオートです。
この写真では、全体にピントを合わせるイメージだった為、F値はF11.0に固定しています。
夜明けだった為、光量が少なくそこは、SSとISO感度で補っています。
この写真も花の揺れを抑えられるぎりぎり長いSSを探して撮影しました。SSは5.0秒で撮影しています。補いきれなかった光はISO感度で補っています。
このように、どれかを固定すると設定を決めやすくなります。基本的にはF値から決めてしまうと簡単です!
【ONE POINT!!】手振れに気を付ける
あまりに遅いSSは手振れの原因になります。
SSは最低1/40~1/60は保ちましょう!レンズとカメラ本体の手振れ補正の強さの具合にもよりますのでそれは、試しに撮ってみてください!
あたまの片隅に”手振れを気を付ける”と置いておくと失敗を防げるでしょう。
長時間露光をする場合は、三脚必須です!
- F値→SS→ISO感度の順番で設定
- 設定の1つを固定する
まとめ
ココが重要!
- SSの特性は、被写体の”残像の調整”と”光の調整”
- 気になる写真の設定をマネする
- F値→SS→ISO感度の順番で設定
SSを上手に使えるようになると、とっても写真の幅が広がります!
ぜひぜひマスターしてください!はじめて、長時間露光をしたときの感動は忘れられませんね。
「自分でも撮れた~」という感動は半端なかったです!ぜひぜひ挑戦してみてください!
それでは、いい写真LIFEを!