「どの保護フィルターがいいの?違いがわからない!」
「保護フィルターを付けて画質は落ちない?メリット・デメリットを知りたい」
こんな疑問を解決します。
記事を書いている僕は、カメラ歴6年ほど。
大学2年生から趣味でカメラをはじめて、フォトコンテストの入賞や東京で写真展の開催などを経験しています。
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保護フィルターって効果がわからないから、選ぶ基準が価格だけになりませんか?
「安いのがいいけど…画質は落ちないかな、」と不安もしばしば…。
今回は、安心してコスパのいい保護フィルターを選ぶ方法から「保護フィルターにキズがついたらどうするの?」のようなよくある質問に答えます!
この記事を読めば、失敗をしないで一番いい保護フィルターを選べます。
なるべく安くていいものを買いましょう!
目次
レンズ保護フィルターおすすめ6選!違いはなに?
レンズ保護フィルターは、プロテクトフィルター(プロテクター)とも呼ばれ、レンズのガラス部分をキズから守るのが役割です。
保護フィルターは、レンズの先端をブツけたときの衝撃から守るイメージがありますが、それだけではない重大な役割があります。
レンズ保護フィルターはいらいない?メリット&デメリット
保護フィルターは、レンズのガラス表面を衝撃から保護する役割のほか、レンズのコーティングを保護する役割があります。
レンズの表面には、砂や塵、指紋、たばこの煙などたくさんのものが吸着します。
その吸着を直接ふき取るとガラスにキズがついたり、コーティングがはがれる原因になってしまうんです。
その、レンズの修理には、場合によりますが2万~もかかりますし、レンズの買取りが数万減額されてしまことも…。
また、コーティングがはがれることで、フレアやゴーストの原因になり撮影に影響してしまいます。
メリットとデメリットをまとめます。
保護フィルターをつけると、ガラス面が1つ増えることにより反射面が増えるので、画質の低下が気になりますよね。
結論から言うと、理論上はそうですが見た目にはわかりません。
保護フィルターは、反射による画質の低下を限りなく低減しています。
それが、「反射率」で表されているんです。
KenkoやMARUMI、HAKUBAのような有名メーカーの保護フィルターを選べば、しっかり対策がしており、反射率も0.5%以下と限りなく少ないので画質への影響は気にしなくて大丈夫でしょう。
画質の低下の心配以上に、5千円程度で数万円の修理費の保険をかけられるほうがが大きなメリットではないでしょうか?
僕は、登山の途中でレンズにキズがついて撮影ができなくなる心配が解消されるのも大きなメリットですね。
大変な思いをしても写真が撮れないのはショックですからね!
レンズ保護フィルターを選び方
保護フィルターを選ぶポイントは4つです。
フィルターの選び方!
レンズの「口径サイズ」に合わせる
レンズの口径とフィルターのサイズを合わせましょう!
口径はレンズに記載されています。
「Φ」の記号が、口径を表しています…が、わからなければレンズを調べてみるとすぐにわかるので早いかもしれません。
レンズに合わせて「フィルターの厚み」を選び、ケラレを防ぐ
レンズの焦点距離(広角・標準・望遠)にあわせた、レンズの厚みを選びましょう。
たとえば、広角レンズに厚いフィルターを選ぶと、写真にフィルターの黒枠が映る「ケラレ」の原因になります。
フィルターの厚みには、「通常枠」「薄枠」があり、標準から望遠レンズであればどれでもOK。
広角レンズであれば薄枠を選びましょう。
…かなりばっくりとしていますが、明確には決まっておらず、大手フィルターメーカーの「ケンコー・トキナ」でも明記していません。
目安として、焦点距離28mm以下は「薄枠」と参考にしてください。
「低反射率」で画質の低下を防ぐ
反射率とは、フィルターへ入った光がガラスの中でどれくらい反射するかを表した指標です。
ガラスの中で反射が起きると、フレアやゴーストとして写真へ写りこんでしまいます。
また、反射率が高いと画質の低下の原因になります。
反射率の値は低いほど、よく光を通します。
保護フィルターは、「0.5%以下」をめやすにしましょう!
「撥水・撥油コーティング」は、メンテナンスが楽
撮影中、粉塵や雨の様な汚れにさらされることが多々あります。
また、取り付けるときにフィルターの表面を触って指紋が付いてしまったりしますね。
撥水・撥油コーティングは、ブロアーでかんたんに汚れを吹きとばし、ふき取りをすることでかんたんお手入れができますよ。
まちがえて指紋がついてしまってもすぐに撮影に戻ることができます。
Amazonの格安保護フィルターってどう?
保護フィルターの選ぶポイントをまとめます。
- レンズの「口径サイズ」に合わせる
- 焦点距離28mm以下のレンズは「薄枠」
- 反射率0.5%以下を選ぶ
- 「撥水・撥油コーティング」を選ぶ
Amazonでみかける格安保護フィルターは、あまりおすすめしません。
とくに、上記の「保護フィルターを選ぶポイント」の情報がない場合は注意をしてください。
また、フィルターをレンズに取り付けるネジ山の設計の良し悪しもあります。
ネジ山によってはフィルターが回りずらく、取り付け取り外しがしずらい場合があります。
(僕も経験済み。価格に目が眩んで失敗しました…笑)
ネジ山は、使ってみないとわからないのでKenkoやMARUMI、HAKUBAのような有名メーカーを使えば失敗しないと思いますよ。
レンズ保護フィルターおすすめ6選
では、具体的におすすめの保護フィルターを紹介します。
選ぶポイントは下記でしたね。
- レンズの「口径サイズ」に合わせる
- 焦点距離28mm以下のレンズは「薄枠」
- 反射率0.5%以下を選ぶ
- 「撥水・撥油コーティング」を選ぶ
次に紹介するのは、どれも上記にあてはまるので安心して選べるかと思います。
あと、選ぶ基準としては「せっかくだから、いいレンズにはいい保護フィルターにしよう…」なんて選び方もOKだと思います。
僕も、高級レンズには1万程度の保護フィルターを付けていますが、中堅のレンズには5,000円程度ですよ。
(気持ちの部分もあるとおもいます…笑)
上記の順に紹介していきますね!
[おすすめ]性能とコストのバランスが良い保護フィルター
保護フィルターといっても、たくさんの種類があり結局どれがいいか決まらなくなったりすると思います。
なので、はじめに性能と価格のバランスのいい製品を絞って紹介します。
迷ったらこれを選べば間違いがなしです!
HAKUBA XC-PRO CF-XCPRLG67
反射率 | 薄枠 |
0.3% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
超撥水・防汚 | 2,873円 (Amazon,2023/3/11) |
Amazon売れ筋No.1!驚異の反射率0.3%にもかかわらず超低価格。
反射率0.3%は、かぎりなくフィルターを付けていないような感覚で撮影ができる高スペック。
中~高価なレンズに装着したいスペックですね。
コーティングは超・撥水仕様。
撮影のときに汚れてもかんたんにお手入れができるので、すぐに撮影に戻れます。
貴重なシャッターチャンスを逃しません。
性能にもかかわらず、3,000円(フィルター径58mm)を切る低価格は驚きです。
Amazonの売れ筋ランキングは1位(2023/3/11)も納得ですね!
反射率0.5~0.3%:コスパ重視
Kenko PRO1D プロテクター
反射率 | 薄枠 |
0.5% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
なし | 2,274円 (Amazon,2023/3/11) |
フィルター大手あんしんのKenko。必要スペックに限定して低価格に
反射率0.5%のスペックでコーティングはあえてしていませんが、広角レンズに必要な薄枠対応。
必要最低限のスペックにこだわることで低価格に抑えました。
はじめて一眼カメラを始めた方はとくにいろいろな機材にお金がかかってしまうのですこしでも負担を下げるのにぴったりです。
入門レンズ~に使うといいと思います。
MARUMI EXUS
反射率 | 薄枠 |
0.3%以下 | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
帯電防止・撥水・防汚 | 3,346円 (Amazon,2023/3/11) |
ブロアーひと吹きできれいに!帯電防止コーティングでメンテナンス楽々
帯電防止コーティングは、静電気をカットし汚れの吸着を防ぐのでブロアーだけで、かんたんにメンテナンスができます。
撮影のときに汚れを見つけてもすぐにきれいにできるので、大切なシャッターチャンスを逃しません。
機能性がよく反射率0.3%で、しっかりと薄枠設計のちょっと贅沢な保護フィルターです。
Kenko Zeta Quint
反射率 | 薄枠 |
0.3% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・防汚 | 5,027円 (Amazon,2023/3/11) |
通常ガラスの3倍の強度を実現。万一割れても粒子形状の破片でケガを防ぎます
強化ガラスを使用しているので、通常ガラスの約3倍の強度を実現。
大切なレンズを守るうえ、衝撃で割れても破片が粒子状になるのでケガをしずらい設計です。
保護したあとのことも考えてくれている優しい保護フィルターですね。
枠には、通常のアルミ枠ではなく「ジュラルミン枠」を採用しています。
飛行機の部品にも使われているジェラルミンは、軽量かつ強度が高いのでフィルターにピッタリ!
フィルターガラスのゆがみを防ぎます。
大切なレンズをしっかり守れる保護フィルターです。
反射率0.2~0.1%:高価なレンズへ
MARUMI EXUS SOLID
反射率 | 薄枠 |
0.2% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
帯電防止・撥水・防汚 | 8,270円 (Amazon,2023/3/11) |
従来品の7倍強度がある強化ガラスを採用!お手入れがラク帯電防止も◎
強化ガラスを採用により、従来ガラスの7倍の強度を実現。
登山や海の撮影などで、岩場にレンズをぶつけてもフィルターを貫通せずに守ってくれます。
また、帯電防止コーティングは、静電気をカットし汚れの吸着を防ぐのでブロアーだけで、かんたんにメンテナンスができ貴重なシャッターチャンスを逃しません。
反射率0.2%なので、レンズの描写力を低下させずフィルターを付けていない感覚で撮影ができます。
レンズを保護する役割を最大限かなえてくれますが、撮影も気持ちよくできて邪魔しません。
とくに、レンズを落としたり何か大きな衝撃がかかる撮影をするかたへ、高価なレンズを守ってくれるフィルターです。
Kenko ZX II
反射率 | 薄枠 |
0.1% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 6,651円 (Amazon,2023/3/11) |
究極の保護フィルター。新開発「ZR01コート」で超低反射率0.1%&無装着のような解像度
新開発の「ZR01コート」を採用することで反射率0.1%を実現。
フィルターの装着によるフレアやゴーストを極限まで抑制しました。
さらに、レンズ本来の描写力を存分に引き出す「フローティングフレーム」は、ガラスのゆがみを極限まで抑えて超高解像度で撮影ができます。
また、「ドライルーブ(潤滑)処理」と「ローレット加工」によって、フィルターがつけやすく、外しやすいフィルターになっています。
とくに、フィルターが外れなくてドギマギすることが大幅に軽減されるでしょう。
保護フィルターの完成形といっていいほどの、高品質と撮影者にやさしい使い勝手になっています。
高価なレンズにつけたいフィルターですね。
【Q&A】レンズ保護フィルターのよくある質問
保護フィルターを使う上でよくある質問をまとめました!
保護フィルターの外し方はどっち回し?
レンズを対面にして、「時計回り」で締まり「反時計回り」で緩みます。
写真の画質は落ちない?
目に見えて画質が落ちることはありません。
反射率0.5%以下をめやすに、保護フィルターを選びましょう。
KenkoやMARUMI、HAKUBAなどの有名メーカーを購入することをおすすめします。
常時つけてて大丈夫?
常時つけていて問題ありません。
むしろ、何かあったときの保護フィルターなので、常時つけときましょう。
ほかのフィルターと重ねて大丈夫?
基本的には、外すことをおすすめします。
NDフィルターやPLフィルターなどのほかのフィルターと保護フィルターを2枚重ねることで、フィルターが分厚くなりケラレの原因になります。
また、反射率があがるのでゴーストやフレアの原因になります。
保護フィルターにキズができたら交換必須?
細かいキズであれば、写真の写りへ影響は少ないので交換しなくても大丈夫です。
あまりに大きいキズは、写真に写ってしまうかもしれません。
また、たくさんの細かいキズは光が乱反射してしまい、映りが悪くなる場合があります。
その場合は、交換をおすすめします。
フィルターがつけられない出玉レンズには、どうする?
レンズキャップやレンズカバーで守るしかありません。
撮影以外は、こまめにレンズカバーを付けて移動しましょう。
まとめ
保護フィルターは、下記ポイントはおさえて選びましょう!
- レンズの「口径サイズ」に合わせる
- 焦点距離28mm以下のレンズは「薄枠」
- 反射率0.5%以下を選ぶ
- 「撥水・撥油コーティング」を選ぶ
迷ったら、性能がよく安い下記がおすすめです。
反射率 | 薄枠 |
0.3% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
超撥水・防汚 | 2,873円 (Amazon,2023/3/11) |
究極の品質で、付けていないような付け心地の保護フィルターは下記です!
反射率 | 薄枠 |
0.1% | ○ |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 6,651円 (Amazon,2023/3/11) |
大切なレンズを守るために、保護フィルターは必ずつけたほうがいいと思います!
レンズが増えるごとに保護フィルターは必要になるので、ブックマークをしておくと便利ですよ。
おもしろく撮影ができるフィルターを紹介しています!
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【表現広がる!】レンズフィルターおすすめ11選!効果を比較【種類は?】
それでは、よい写真LIFEを!