「たくさんPLフィルターを調べても、結局どれがいいか決まらない…」
「そもそも、PLフィルターって本当に必要?編集でどうにかなるんじゃないの!?」
こんな疑問を解決します。
記事を書いている僕は、カメラ歴6年ほど。
大学2年生から趣味でカメラをはじめて、フォトコンテストの入賞や東京で写真展の開催などを経験しています。
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一部、アフィリエイト広告による収益を得ていますが、コンテンツの内容やランキングの決定に一切関与していません。
PLフィルターって、違いが分かりずらいのに、幅広い価格があるのでなかなか決まらないのではないでしょうか?
今回は、はじめて「PLフィルターを使ってみよう」と思っているあなたに、ぴったりのPLフィルターを紹介します。
また、さらに写真がレベルアップするような、PLフィルターの活躍ポイントも紹介!
この記事を読むと、あなたにぴったりのPLフィルターが見つかり、自分の写真の表現の幅が広がります。
ていねいに解説しています。
参考になればうれしいです!
目次
PLフィルター20選!おすすめ&人気
PLフィルターは、写真のコントラストを上げて、より被写体を鮮やかに撮影することができます。
また、水面やガラスに被写体を写すリフレクションで、被写体をクッキリと撮影することもできるのです。
まだまだ、PLフィルターの活躍ポイントのほんの一部です。
PLフィルターは、写真の表現の幅を広げてくれます。
後半の章では、具体的なPLフィルターの活躍ポイントを6つ紹介しています。
>>>PLフィルターの活躍ポイント6選!
より具体的に、PLフィルターの役割を紹介していきます!
写真をより魅力的にするPLフィルター
PLフィルター(Polarizing filter)は、被写体の特定方向の光をカット(吸収)します。
特定方向の光をカットすることで、2つの表現ができます。
- 被写体の本来の色を引き出す
- 反射をコントロールする
青空を撮影するとこんなにも鮮やかに撮影ができます。
「PLフィルターを使ず、レタッチで”彩度”を上げれば良くない?」と質問をされますが、レタッチではなかなか表現がむずかしいです。
なぜなら、被写体の本来の色はその被写体にしか持たない色です。
また、反射はシンプルに取り除くことはできません。
なので、PLフィルターが必要になります。
- PLフィルターは、被写体の特定方向の光をカット(吸収)する。
- 被写体の本来の色を引き出す
- 反射をコントロールする
NDフィルターとの違いは?
「PLフィルター」は、被写体の特定方向の光をカット(吸収)するのに対して、「NDフィルター」はレンズに入る光の量を減らします。
なので、役割は全く別ですね。
NDフィルターは、日中の撮影でシャッタースピード(SS)を遅くする撮影(スローシャッター)をするときに使います。
SSを遅くすることで、レンズに入る光の量が多くなり白飛びの原因になりますが、NDフィルターで減光することで白飛びを防ぐことができます。
よく、川や滝の撮影でみる、「水がくものように見える」撮影なんかには、NDフィルターが使われています。
- PLフィルター:特定方向の光をカット(吸収)する
- NDフィルター:レンズに入る光の量を減らす
さらに、PLフィルターとNDフィルターの両方を取り付けることで写真の表現の幅が広がります。
それぞれの特性を生かすことで、鮮やかな被写体本来の色を表現するとともに、スローシャッターで時間の経過を表現することが出来ます。
ちなみに、先の写真はPLフィルター+NDフィルターで撮影をしていますよ。
PLフィルターの選び方
では、PLフィルターの選び方を紹介します。
注目する点はたった3つです。
PLフィルターの選び方!
広角域でのケラレが防げる「薄枠・超薄枠」が良い
枠が薄い「薄枠・超薄枠」のフィルターを選びましょう。
フィルターが分厚いと、「ケラレ」が起きます。
ケラレとは写真の端にフィルターが映りこむことです。
とくに、広角レンズを使う場合に写ってしまうことが多いので注意が必要です。
写真の失敗の原因になるので、枠が薄い「薄枠・超薄枠」のフィルターを選びましょう。
フレア・ゴーストを防ぐ「反射率」を確認する
反射率とは、フィルターへ入った光がガラスの中でどれくらい反射するかを表した指標です。
ガラスの中で反射が起きると、フレアやゴーストとして写真へ写りこんでしまいます。
反射率の値は低いほど、よく光を通します。
一般に、反射率1.0%程度で、十分に反射率が低いと言えます。
汚れが付きにくい「撥水・撥油コーティング」が便利
屋外での撮影では、粉塵や雨の様な汚れにさらされることが多々あります。
また、取り付けるときにフィルターの表面を触って指紋が付いてしまったりしますね。
そんな時に、撥水・撥油がされているフィルターだと簡単にお手入れができます。
[とばしてOK]PLフィルターとc-PLフィルターの違い
PLフィルターを探していると、「c-PLフィルター」とも出てくるのではないでしょうか。
PLフィルターとc-PLフィルターでは何が違うのでしょうか?
基本、「PLフィルター」=「c-PLフィルター」でOKです。
(c-でない)PLフィルターはひと昔前に使われていたもので、その時代のカメラではPLフィルターを使うとピントが合いづらくなったみたいです。
その改良版が「c-PLフィルター」。
今は、ほぼc-PLフィルターが発売されており、c-PLフィルターを称して「PLフィルター」という事がほとんどです。
なので、「PLフィルター」=「c-PLフィルター」でOKです。
とはいえ、「薄枠」がコスパ最強
「なんとなく、PLフィルターが必要なモノって分かったけど、
最初から高い買い物は、気が引けるな…」
PLフィルターは、1万を超えるほど高価なフィルターもあります。
はじめての方は、使ったことがないのに価格が高くなってしまうのが悩みですよね。
なので、最初の1枚は、コスパ最強な「薄枠」のみを選ぶので十分と言えます。
理由は下記になります。
- 「反射率」が高くてOK:光をカットしてフレア・ゴーストを防ぐ
- 「撥水・撥油コーティング」なしでOK:適切なお手入れできれいに使える
「反射率」は、フレア・ゴーストがでた場合、レンズの前で光をカットしてあげると消えます。
また、「撥水・撥油コーティング」も、レンズのお手入れグッツと同じものでお手入れができます。
しかし、ケラレはどうすることもできないです。
なので、「薄枠」には必ず注目をしましょう。
「薄枠」だけで、かなり安く購入ができますよ♪
- コスパを考えると「薄枠」のみに注目すればOK
PLフィルターおすすめ20選!
それでは、実際にPLフィルターをご紹介します!
自分の予算と欲しいスペックによって選んでくださいね。
自分のフィルター径を確認してからぴったりのフィルターを選んでください!
[おすすめ]性能とコストのバランスが良いPLフィルター
ご存じの通り、PLフィルターの種類はたくさんあります。
なので「数が多すぎてどのPLフィルターがいいか選びきれない」という方が多いのではないでしょうか。
また、見た目が似ているためか、結局価格でなんとなく選ぶという方も多いはずです。
なので、まずは性能とコストのバランスがいいPLフィルターを絞ってご紹介します。
はじめての方向けのPLフィルター
Kenko PLフィルター PRO1D
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 1.0%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・防汚 | 5,645円(Amazon,2023/1/2) |
まず最初に紹介するのが、「Kenko PLフィルター PRO1D」です。
フィルター製造大手「Kenko(ケンコー)」のPLフィルターですので、はじめての方でも安心して使えます。
「薄枠」・「コーティング」さらに、「反射率も1.0%以下」と、十分なスペックですが、価格が抑えられているPLフィルターです。
中級者以上の方向けのPLフィルター
Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.3%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 13,045円(Amazon,2023/1/2) |
「Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL」は、「デジタルカメラグランプリ2020 SUMMER 周辺機器部門」で金賞に入賞しています。
一番の特徴は「反射率」の低さと「カラーバランス」のニュートラルさです。
反射率0.3%以下の最高品質は、余計な写りこみを防ぎます。
また、新開発の高透過偏光膜がカラーバランスをニュートラルに保ちます。
黄色みがかることもあった通常のPLフィルターと比べ、色味の偏りがないのでより、忠実な色彩を表現できます。
さらに、通常約2段暗くなる露出を、透過光量の大幅な改善により約1段明るくなりました。
最高級(★★★★★):10,000~
NiSi 偏光フィルター True Color CPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.35%%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 10,780円(Amazon,2023/1/2) |
角型フィルターでもおなじみのNiSiのPLフィルターです。
見た目から高級感がありますね。
新開発の偏光膜は、各波長の透過率の差を小さくすることで、ニュートラルな色再現を可能にしています。
なので、PLフィルターを付けているにもかかわらず、付けていないような自然なカラーバランスで撮影ができるわけですね。
高透過率ですので、特に超高画素機での撮影でも、高い解像度を保つことができます。
すべてが最高水準のPLフィルターと言えます。
コスパ良い(★★★):5,000~
MARUMI EXUS サーキュラーPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.6%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・防汚・帯電防止 | 7,760円(Amazon,2023/1/2) |
コーティングが最高品質なので、お手入れがかんたんかつ、長い間使用ができるPLフィルターです。
間違えてフィルターの表面を触ってしまうこと無いでしょうか?
撥水・防汚・帯電防止は、撮影時の汚れを防ぎストレスなくシャッターを押すことができます。
また、最高クラスの反射率0.6%は、表面反射を極力抑えますので、最高画質を実現しレンズの描写力を極限まで上げます。
Kenko Zeta Quint サーキュラーPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.6%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 8,727円 |
通常のPLフィルターよりも、約1段明るい透過光量を実現しているのでファインダー越しでも明るいまま撮影ができます。
なので、カメラの設定では、シャッタースピードの低下やISO感度の上昇を防げるので、手ブレやノイズを防ぐことが出来ます。
強化ガラスを採用しているので、通常のガラスの3倍の強さを実現。
落下時の衝撃に強い素材になっています。
Kenko Zeta ワイドバンド C-PL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.6%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
× | 7,267円(Amazon,2023/1/2) |
反射率0.6%かつ低価格のPLフィルター。
1つ前に紹介した「Kenko Zeta Quint サーキュラーPL」の前身となるPLフィルターですので、ややスペックは落ちます。
一方で、反射率重視でなるべくコストを抑えたい方にはおすすめのPLフィルターです。
MARUMI DHG スーパーサーキュラーP.L.D
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 非公開だが0.6%以上 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 8,364円(Amazon,2023/1/2) |
高いコーティング力でストレスなく撮影ができるPLフィルターです。
特許取得済の「デジタルスーパーコーティング」技術は、高い防汚効果。
過酷な撮影条件下でも、ストレスなく撮影ができます。
HAKUBA サーキュラーPL XC-PRO
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.6%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・防汚 | 7,093円(Amazon,2023/1/2) |
超大型望遠鏡で採用のあるガラスを製造するSCHOTT社製ガラス材を採用。
高品質のガラス材を使用しているので、撮影画像に悪影響を与えない低反射率実現しています。
KANI Premium CPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.3%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
帯電防止・撥水・防汚 | 6,280円(Amazon,2023/1/2) |
角型フィルターでおなじみのKANIのPLフィルターです。
高透過偏光膜採用で、ピントが合わせやすくシャドー部分がツブれにくい設計です。
お試し(★★):2,000~
Kenko PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 1.0%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
× | 3,391円(Amazon,2023/1/2) |
初めてなので、コスト重視という方にはぴったり。
Kenko製品にもかかわらず、低価格かつ必要最低限のスペックは高い品質でそろえられています。
なので、安心して撮影ができます。
K&F Concept NANO-Xシリーズ
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 0.2% |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・防塵 | 4,730円(Amazon,2023/1/2) |
高いスペックに対して低価格が最大の魅力。
公式発表ののスペックでは、高水準のPLフィルター。
レビューも高いので、お試しとしてはコスパはかなり良いフィルターと言えます。
一方、解像度の低下がみられました。
目立たない程度ですが、気になる方は他の候補も考えた方が良いかもしれません。
MARUMI DHG サーキュラーP.L.D
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 非公開だが0.6%以上 |
コーティング | 価格(58mm径) |
× | 4,500円(Amazon,2023/1/2) |
MARUMIのPLフィルター入門です。
「MARUMI DHG スーパーサーキュラーP.L.D」の前身となるPLフィルターになります。
K&F Concept NANO-Dシリーズ
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 非公開 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水・撥油 | 3,190円(Amazon,2023/1/2) |
低価格帯のPLフィルターでは、最安レベルになります。
HAKUBA SワイドサーキュラーPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 4.0%以下 |
コーティング | 価格(58mm径) |
× | 3,373円(Amazon,2023/1/2) |
HAKUBAの入門フィルターです。
K&F Concept Kシリーズ
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
○ | 非公開 |
コーティング | 価格(58mm径) |
撥水 防汚 | 2,690円(Amazon,2023/1/2) |
とにかく安い。
とりあえずのPLフィルターとして活用ならありです。
特殊レンズ用のPLフィルター
普通のフィルターでは装着できない、超広角レンズとスマホ向けのPLフィルターを紹介します。
こういった、レンズのガラス部分が出ている、出玉レンズは、通常の円形のPLフィルターを装着できません。
超広角レンズに多い出玉レンズですが、アダブターを使えば装着が出来ます。
超広角レンズ向け
NiSi 角型フィルター V7ホルダー TRUE COLOR CPLキット
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
--- | --- |
コーティング | 価格 |
--- | 29,480円(Amazon,2023/1/2) |
出玉レンズの先端部分に取り付けて使用します。
このキットでは、レンズへ取り付けるアダブターリングとPLフィルターがすべてセットになっています。
取り付けられるレンズの種類であったりがありますので詳細はHPをご確認ください。
KANI チャレンジセット 角形フィルター
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
--- | --- |
コーティング | 価格 |
--- | 38,800円(Amazon,2023/1/2) |
KANIの入門用角型フィルターセット。
PLフィルターに加えて、ホルダー、アダプター、GNDフィルターもセットになっています。
スマホ向け
スマホ向けのPLフィルターもあります。
旅先でちょこっと、スマホ向けのPLフィルターを装着すれば、SNSなんかでも気軽に目を惹く写真が撮れるかもしれませんね♪
Kenko スマートフォン用交換レンズ SNSマスター CPL
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
--- | --- |
コーティング | 価格 |
--- | 1,580円(Amazon,2023/1/23) |
クリップタイプでかんたんにスマホへ装着が可能。
本格一眼カメラ向けへフィルターを作っているKenkoのスマホ向けフィルターなので、色とりどりで鮮やかな本格写真が撮れることまちがいなしです!
Kenkoはプロ向けのフィルターを作っていることから、このフィルターがあればまちがいなく安心して使うことが出来ると思います。
その他、いくつかスマホ向けのPLフィルターも紹介します。
xuuyuu スマホ用 CPL偏光フィルター
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
--- | --- |
コーティング | 価格 |
--- | 2,108円(Amazon,2023/1/2) |
Cirsaeur スマホ用 円偏光レンズフィルター
薄枠・超薄枠 | 反射率 |
--- | --- |
コーティング | 価格 |
--- | 876円(Amazon,2023/1/23) |
PLフィルターの”使い方”【基本】
さて、いよいよ実際にPLフィルターを使ってみましょう!
レンズに取り付ける
フィルターを買う前に、レンズ径とフィルター径が合うものを購入してくださいね。
PLフィルターは、2枚の枠(前枠・後枠)で出来ています。後枠はレンズにつける溝があるの後枠を手で持ちレンズへゆっくりと時計回りで取り付けましょう。
※間違って、フィルターの前枠を回していて、レンズに取り付いておらず落とすのに注意です!←慣れてくるとやりがち
[注意あり]PLフィルターを回してみる
前枠のみを回してPLフィルターの効果を調節します。
調節をする際は、必ず時計回りをしましょう。反時計回りで調整するとだんだん後枠が緩んできてフィルターの落下に繋がります。
実際に、日が当たっている被写体がある場合は除いて色の変化を楽しんでみてください!
「…あれ?あんまり変わらないぞ」という場合、PLフィルターの効果を最大限に発揮するために、次の【応用】編をしっかり押さえておきましょう。
PLフィルターの効果を最大限に発揮させる【応用】
PLフィルターの効果をいち早く感じるには、青い空にカメラを向けると効果が分かりやすいでしょう。
PLフィルターには、その角度で最大限効果を発揮します。
- 被写体とカメラは30~40°の位置で撮影をする
- 太陽の位置は順光で90°がベスト
被写体とカメラは30~40°の位置で撮影をする
被写体の反射を取り除く場合、被写体とカメラは30~40°の位置で撮影します。
被写体をカメラの位置よりも上または、下に配置して角度を30~40°にすると効果が最大になります。
逆に言うと、被写体がカメラの真正面であると効果を発揮しずらいという事になります。
太陽の位置は順光で90°がベスト
空の撮影が分かりやすいです。
こんな感じにして、太陽の位置はカメラの後ろにして、カメラの向ける位置と太陽の位置が90°になるようにするとPLフィルターの効果が発揮されます。
一方で、フィルターの角度ばかりを気にすると撮影に集中しずらくなると思います。
めやす程度に参考にして、実際にファインダーをのぞきながら調節をすると感覚でラクに操作ができると思います!
PLフィルターの活躍ポイント6選!
PLフィルターはこんな時に使うと写真の魅力度アップ!
- 被写体を色鮮やかに撮影する
- 透き通った川・湖の撮影で反射を取り除く
- リフレクション狙いで反射を増大させる
- 虹・彩雲をよりクッキリと撮影する
- PLフィルターをつけて彩氷を撮影する
- フィルターを組み合わせる
- 基本的にずっとつけていてOK
被写体を色鮮やかに撮影する
余計な光を取り除いて、被写体の色を鮮やかに撮影します。
朝焼け、夕焼けの色を強調します。
被写体の本来の色を引き出します。
透き通った川・湖の撮影で反射を取り除く
川、湖面の反射を取り除くと水の透明さや涼しさを表現できます。
リフレクション狙いで反射を増大させる
反射を取り除く一方、反射を強くすることもできます。
リフレクションの撮影にぴったりです!
虹・彩雲をよりクッキリと撮影する
虹や彩雲では、彩度とコントラストが上がるので写真のインパクトが上がります。
RAWでクッキリと撮影ができるとレタッチの仕上がります良くなりまよ。
PLフィルターをつけて彩氷を撮影する
氷をPLフィルターを付けて撮影すると、虹色に輝きます。
彩氷(さいひょう)と言い、PLフィルターと通すとこんなにもきれいに見えるんです。
フィルターを組み合わせる
川でのスローシャッターでは、PLフィルターとNDフィルターを組み合わせると表現の幅が広がります。
PLフィルターのデメリットである2段階の減光をメリットにできます。
しかし、ケラレには注意です。
基本的にずっとつけていてOK
基本的には、PLフィルターはつけっぱなしで問題ありません。
贅沢な人は、保護フィルターの代わりにつけている人もいるとか…羨ましいですね笑
PLフィルターは活躍する場面が多い一方、毎回、レンズの保護フィルターを外してPLフィルターを付けるのって面倒ですよね。
保護フィルターの上にPLフィルターはありでしょうか?
次章では、そういったPLフィルターのよくある質問を解決します!
PLフィルターのよくある質問・お悩み解決!
ここからは、よくある質問や悩みを解決します!
PLフィルターを使わなくても、レタッチで”彩度”を上げれば良くない?
確かに、彩度はレタッチで上げれますが、反射を取り除くのはほぼ不可能です。
また、PLフィルターは彩度を上げるというよりも、反射を取り除いて、被写体そのものの色を”正しく”出してあげるのが役割です。
なので、PLフィルターを使って撮った写真をレタッチした方が忠実に色を再現できます。
PLフィルター1つで、口径が違うレンズにも付つけられない?
アダプターがあれば可能です。
口径が大きいフィルターであれば口径が小さいレンズにつけることが出来ます。
その時に使うのは、「ステップアップリング」です。
これで、高いPLフィルターをたくさん買わなくてもよくなるのはいいですね。
保護フィルターの上からPLフィルターを付けても良い?
なるべくは、保護フィルターを外してPLフィルターをつけることをおすすめします。
理由は2つ。
- 2枚フィルターを付けるとケラレの原因になる
- 反射率が上がる
実際に2枚フィルターを付けてみて、ケラレが発生しない様であれば、2枚付けもありかもしれません。
一方で、PLフィルターの選び方のコツにもあった、「反射率」を高める原因になるので注意が必要です。
PLフィルターをつけっぱなしってOK?
つけっぱなしでもOKです。
一方で、PLフィルター自体の劣化は早く進んでしまいます。
PLフィルターの劣化は、黄ばみの原因になります。遮光して涼しいところに保存しましょう。
安くはないものなので、長く使うためには外しておいた方が良いのかもしれません。
PLフィルターの寿命ってどれくらい?
使用頻度や状況で変わりますが、6~7年と言われています。
劣化をしてくると、黄ばんできて写真に影響が出てきます。
その場合は買い換えましょう。
PLフィルターを保存の際は、遮光して防湿庫の様な涼しくて低湿度な場所が長持ちするコツです。
まとめ
PLフィルターの選ぶポイントは3つです。
PLフィルターの選び方
特に、初心者におすすめなPLフィルターはこちらです!
また、中級者以上の方には下記が品質高いです。
僕のPLフィルターは5年経ってもバリバリの現役です。
フィルターの寿命は6~7年と言われているので、年1000円程度で自分の表現の幅が広がると考えると悪い買い物ではないのではないでしょうか。
この機会に一歩踏み出しましょう!
次の記事では、カメラにつけられるフィルターのすべてを紹介しています!
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【表現広がる!】レンズフィルターおすすめ11選!効果を比較【種類は?】
それでは、いい写真LIFEを!