ぎゅっ！とこんな内容
難しいイメージの写真合成。”クイック選択ツール”を使うと、自動で切り抜き・合成が出来ます。微調整も自動でできるのかんたんです！
こんにちは、トモキです。
２０２２年になりました。社会人も３年目近く。今年こそは、趣味の時間も作りたい！
さて、今回は、簡単な合成をします！星空の仕上げに、ほぼ必須になるテクニックをご紹介。
それでは、やっていきましょうー！
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目次
【簡単】”１秒”自動切り抜き。星空へ合成【Photoshop】
さて、今回は簡単な、合成をやっていきます。星空の写真を編集するときは、空と陸を別々に編集をしてから１つにします。なので、必須な技術だったりします。合成と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、Photoshopが優秀なので意外とあっさりとできますのでご安心を。
今回も、Photoshopを使って解説してきます。まだの方は、下からどうぞどうぞ。
→Adobe Photoshopをインストール（フォトプランが安いし有用です）
合成のイメージと流れ
まずは、合成の全体像を紹介します。おそらく、こんなイメージではないでしょうか。
上のレイヤーにある、モノを切り抜いて下のレイヤーの上に置く感じ。しかし、すこし違います。ここ、大切です。
実は、モノ以外の部分は消していません。「マスク」というもので覆い、見えなくしています。
メリットとしては、マスク（黒色）部分を消す（白色にする）と見えなくなっていた部分が復活します。
Photoshopでは、”マスク”を使って切り抜きをします。なので、切り抜くためには、全体にマスクをかけるのではなく、マスクをかけない部分を選択しなければいけません。合成をする流れは下記になります。
合成（切り抜き）方法！
３つのステップで終了です！それでは、実際にやっていきましょう！
- 画像の切り抜きは、「マスク」を使う
実際に合成する
今回は、下記の写真を合成していきます。
この写真、地面が真っ黒なので、
地面の岩の部分を合成してきます。つまり、この写真の空のところにマスクをかけます。
空と地面を合成しました。これが完成形です。
マスクをかけない部分を”自動”選択
さて、写真を読み込みました。さっそく、マスクをかけていきます。
【選択範囲】→【選択とマスク】を選択します。その際には、マスクをかけるレイヤーの選択を忘れないようにしましょう。
すると、こんな感じの画面が出てきます。赤くなっている部分がマスクをかける部分です。現状、全体が赤色なので、すべて見えなくなってしまいます。なので、これから、岩の部分の赤色（マスク）を消していきます。
その前に、この赤色は人によって違います。上記を参考にやりやすい状況に設定しましょう。
実際に、岩のマスクを外します。【クイック選択ツール】を選択。すると、マウスポインタ―（マウスの矢印）が円形の図形に変わります。
中央の記号が、「＋」でクリックすると、その円内のマスクが消えます。一方、「－」でクリックすると、マスクが追加されます。「＋」「－」は、画面上部で変更するか、「Ａｌｔキー」でショートカットできます。
【クイック選択ツール】を選択したら、マスクを外す部分をクリックまたは、そのままドラッグします。すると、自動で範囲が設定されます。
こんな感じになりました。Photoshopすご過ぎですよね！
画像によっては上手に選択されない場合があります。その場合は手で調整します（方法は後ほど…）。続いて、細かい部分をさらに調整していきます。
マスクを微調整
ここから、微調整をしていきます。
【境界線調整ブラシツール】は、マスクの境界線を調節してくれます。
境界線の一部を拡大しました。細かい様ですが、マスクがうまくいっていない部分があります。その際に、先ほどの【境界線調整ブラシツール】を選択して、境界線をドラックしていきます。すると自動で、調整をしてくれます。
きれいに、境界線が塗られました。これを、マスクが上手にいっていない部分にやっていきます。
例えばこの部分は、ロープが完全に消えてしまっています。【境界線調整ブラシツール】を使うと、
選択されました。少し、見やすくするために、不透明度を上げますね。
これが…
ハッキリ、ロープ部分が選択されました！
大変な作業に見えますが、今までは、すべて手作業で絵の具のように塗っていました。笑 それを考えるとすごく楽になりました。と言いても、大変な部分はあるので、作業効率が上がるショートカットを紹介します！よかったら使ってください。
- 拡大・拡小→「Aｌｔ＋マウスホイール」
- 全体表示→「Ｃｔｒｌ＋０」
- 画面移動
- ブラシの［＋・－］変更→「Ａｌｔキー」
- ブラシのサイズ変更→「Ａｌｔ＋右クリック＋マウスを左右に動かす
- 画像の傾きを直す→「Ｅｓｃ」
上下→「マウスホイール」
左右→「Aｌｔ＋マウスホイール」
どうしても、うまく選択されない場合
手作業でも修正ができます。
【ブラシツール】を選択すると、完全マニュアルでマスクの調節が可能です。地道ですが、大抵の人がやる作業です。根気よくファイトです！
マスクをかける
マスクの選択が終了したら、実際にマスクをかけ、切り抜きをします。
【出力先】→【レイヤーマスク】を選択。その下の【OK】を選択すればマスクがかかります。
いい感じに、切り抜きが出来ました。
レイヤーのマスク部分は、黒く塗りつぶされていますね。実際に、この、”陸”レイヤーだけにすると、
こんな感じになります。ロープもしっかりと切り抜かれていますね。もし、修正をしたい場合は、
マスクの上で右クリックして、【選択とマスク】を選択すると先ほどの画面へ戻って修正可能です。
以上です！マスクの作り方はたくさん種類がありますが、一番分かりやすい方法をご紹介しました！場面に合った方法はありますが、僕は８割この方法でマスクを作っています。なので、まずは、この方法で慣れてみたらいかがでしょうか。
- マスクをかけない部分を”自動”選択
- マスクを微調整
- マスクをかける
【選択範囲】→【選択とマスク】を選択。
【クイック選択ツール】を選択して、ドラッグ
【境界線調整ブラシツール】を選択して、境界線をドラッグ
【出力先】→【レイヤーマスク】→【OK】
まとめ
ココが重要！
- 画像の切り抜きは、「マスク」を使う
- 手順に沿って編集する！
なんとなく、難しいイメージの合成ですが、簡単にできます。是非是非やってみてください！星空の合成以外でも、朝・夕焼け・逆光など露出差が大きい場合や、アーティスティックな写真でもいろいろな場所で使えるので、写真の幅が広がりますね。
どうでもいいのですが、切り抜きの説明の緑の平行四辺形。左右で辺の傾き違うように見えませんか？笑 実際の傾きは同じなのに目の錯覚でしょうか…笑
それでは、いい写真ＬＩＦＥを！