Photoshop 撮影テクニック 編集(星)

【初心者】簡単5秒!星グルの撮影・編集!【星空・軌跡】

ぎゅっ!とこんな内容

幻想的な、星の軌跡(星グル)写真。1STEPで編集を解説!さらに、幻想的な星グル写真と星グルって何枚必要なの?を検証します。

こんにちは、トモキです。

寒いですね~。たまに行く温泉が気持ち良すぎ!!

さてさて、今回は、星空の編集。星の軌跡を写真にしちゃいます。たった、”1STEP”で軌跡になります!

それでは、やっていきましょう!

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【初心者】簡単5秒!星グルの撮影・編集!【星空・軌跡】

カメラで星を撮ると、止まっているように見える星も意外と早く動いています。今回は、その軌跡を写真にします。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

こんな感じの写真ですね。星がグルグル動いているのが見て分かりますね。それにちなんで、「星グル」って言われたりします。笑

よく、「シャッタースピード(SS)を長くすれば、軌跡は撮れる」と思いがちですが、そうではありません。SSを長くし過ぎると、星以外の被写体が白飛びする原因になります。また、センサーへ熱ノイズの原因になり、きれいに仕上がらなかったりします。なので、編集ソフトを使用して軌跡を表現します。



今最後にはこんな感じの、少しアレンジを加えた星グルを紹介します!

カメラの設定は?

カメラの設定は、星を撮るスタンダートな設定で撮りましょう。カメラの設定は、下記をご覧ください。

→coming soon

1点違うのは、「連続撮影」をすることです。

前章にある通り、軌跡は極端な長時間露光はせず編集ソフトを使って仕上げます。具体的には、数十枚の星の写真を重ねて星を繋げます。星の点を線にするイメージ。なので、同じ構図で数十枚の写真を撮る必要があります。したがって、レリーズを用意して連続撮影をしましょう!

なには、ともあれ、同じ構図でたくさん撮影をすればOKです!

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

今回撮影をした写真はこちら。

【カメラの設定】
カメラ:Canon 5D Mark iv レンズ:TAMRON 15-30mm G2 焦点距離:27mm フィルター:なし
F値:2.8 シャッタースピード:30秒 iso:1600

50枚程度を2時間半程度かけて撮影をしました。(撮影時1月の氷点下…寒かった…笑)焦点距離とSSにもよりますが、最低20枚程度あればいいです。枚数比較もしますのご参考にしてください!

【検証】何枚合成すればいいの?

  • 星空撮影の基本的な設定で連続撮影
  • 最低20枚程度用意

【ONE POINT!!】枚数撮影の注意点

撮影時、1回撮影を始めるとカメラを止められないので何点か注意です。

カメラ設定は入念に確認しましょう。何回かサンプル撮影をしてみると安心です。また、極端に望遠側で撮影をすると、連続撮影間のラグで、点が繋がらない場合があります。最大でも焦点距離を50mm程度に収めて、なるべく広角側で撮りましょう。三脚は足場の良いところを選びましょう。時間をかけて沈んでいくと、編集時の写真のずれの原因になります。撮影場所のポイントとしては、足場がよいところ。人通りが少ないところです。夜だと、ライトの光がレンズに入ると白飛びして、写真が使えなくなる場合があります。途中のバッテリー切れ、メモリの容量のいっぱいに気をつけましょう。階調に負担を変えるような編集はしないので無理に、RAWでの撮影をしなくても、jpegで十分です。冬場撮影は、バッテリーが切れやすいことと、レンズが曇る対策はしましょう。

<撮影時の注意点>

  • 撮影場所の選び方
  • →足場が良い・人通りが少ない

  • カメラ設定は入念に確認
  • →何回かサンプル撮影をする・なるべく、広角で撮る

  • バッテリー切れ
  • →冬場は特に減りやすい

  • メモリの容量がいっぱい
  • →jpeg撮影で十分

編集して、軌跡にする

さて、ここからが本番。実際に編集をしていきます。使うソフトは、アマチュアからプロまでおそらく最も使われているPhotoshopです。※まだの人はどうぞ

”Adobe Photoshop”をインストール(フォトプランが安いし有用です)

編集の手順は下記、1ステップで終了です。

<軌跡の編集>

  • 【STEP.1】「比較明合成」する
  • (必要であれば…いらない部分を消す)

レイヤーを読み込み(前準備)

まず、撮影した写真をPhotoshopへレイヤーとして読み込みます。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

Photoshopを開いてから、【ファイル】→【スクリプト】→【ファイルをレイヤーとして読み込み…】を選択します。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

次に、【参照…】から、読み込みたい”レイヤー”または、”ファイル”を選択します。※【使用:】から変更可能。
画像を読み込んだら、②のチェックボックスにはなにも入れずに【OK】を押します。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

写真がレイヤーとして読み込みましたね。

※写真のレンズ補正はやりましょう。Lightroomでやってから読み込むのでも良し。Photoshopでやるのも良し。
Photoshop:【フィルター】→【レンズ補正】

【ONE POINT!!】Photoshopが落ちるときの対処法

たくさんの写真を読み込もうとすると、PCが落ちる場合があります。原因は、メモリ不足でしょう。僕のおんぼろPCはすぐ落ちます笑 下記方法を参考に、対処してみてください!

【Photoshopが落ちるときの対処法】

  1. 読み込む枚数を数回に分ける
  2. →例えば、スクリプト選択時、10枚ずつ読み込ませて、レイヤーをコピペし、1つのタブにまとめる。

  3. 画像のサイズを下げる
  4. →RAWからjpegへ変更(jpeg編集で十分です)。さらに、jpeg写真のサイズを落として編集

  5. 画像を読みこむ枚数を少なくする。
  6. →例えば、10枚ずつ編集をして、1枚に保存。あとから繋げる。

僕は、3つ目の方法を使うことが多いです。今回も、jpegでサイズを半分にして、何枚かに分けて編集をしました。

【STEP.1】「比較明合成」する

いよいよ、軌跡にします。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

軌跡にするレイヤーをすべて選択します。選択する一番上のレイヤーを選択。一番下のレイヤーを「Shift+クリック」で、選択できます。次に②を選択。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

【比較(明)】を選択します。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

完成です。簡単ですね!あとは、空以外の部分を合成して、レタッチをすれば完成です。合成の方法は下記からどうぞ!

check!!
【簡単】”1秒”自動切り抜き。星空へ合成【Photoshop】
【簡単】”1秒”自動切り抜き。星空へ合成【Photoshop】
星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

今回は、30枚を使って仕上げてみました。

※PCが重い人は、数枚程度ずつに分けて【比較(明)】をします。そして、jpegで保存。その、複数枚のjpegをさらに読み込み、1枚の写真にすると落ちずに編集できます。

  • レイヤーを読み込む
  • →【ファイル】→【スクリプト】→【ファイルをレイヤーとして読み込み…】

必要であれば…いらない部分を消す

長時間、空を撮影していると、飛行機や衛星が写真に入ったりします。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

点滅をしながら移動をするので、点線のように映ります。その消し方をご紹介します!

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

まずは、点線が入っているレイヤーを特定します。レイヤー横の、目のマークを消すと、レイヤーが見えなくなります(消したわけではないので安心を)。1つずつ消してどのレイヤーに映っているかを特定します。※いくつかのレイヤーをまたがって映っている場合があります。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

特定をしたら、そのレイヤーを選択。【ブラシツール】→「黒」を選択→いらない部分に塗ります。※その際に、星は塗らないように心がけましょう。すべてのレイヤーを塗ったら再び、目のマークを戻します。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

こんな感じで上手に消えます。





上手に消えました。

  • いらない部分を消す
  • 点線が入っているレイヤーを特定→【ブラシツール】→「黒」を選択→いらない部分に塗る

なんで、消えるの?

【比較(明)】=「比較明合成」のことを言い、それぞれのレイヤーの明るい部分を引き抜き、1枚の写真にする合成方法です。なので、明るい光っている部分を暗い黒で塗ると、比較明合成では引き抜くことをせずに、他のレイヤーの部分を引き抜くので、上手に消えます。

【検証】何枚合成すればいいの?

さて、何枚を合成をすればイメージ通りになるのでしょう。

もちろん、あなたのイメージ・焦点距離・SSによって変わります。僕は、とりあえず多めに撮っておくことはしますが、大体は感覚で枚数または、撮影時間を決めています。

比較をご紹介しますので参考にしてみてください!

【カメラの設定】
焦点距離:27mm シャッタースピード:30秒

〇10枚

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

〇20枚

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

〇30枚

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

〇40枚

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

〇50枚

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。星グルの比較。

いかがでしょう。長さによってもイメージ変わりますね!

幻想的な編集方法

最後に、いくつか幻想的な編集方法を紹介します。



片方、または両方の星がだんだん消えていくように編集をすると印象が大きく変わります。一番左はまるで、流れ星ですね!

編集方法です。

星撮影。ぐるぐるの写真。photoshopで編集をする。

レイヤーの【不透明度】を徐々に変えてきます。軌跡の片方、または両端のレイヤーから徐々に不透明度を大きくすると上の様な作品になります。例えば、10枚ずつだんだん薄くすると決めると、1枚につき、10%ずつ変化させるときれいなグラデーションになります。

上の写真は、20枚、5%ずつ不透明度を変えて完成させました!こいろいろ試してみると掴めてきます!

まとめ

ココが重要!

  • 星空撮影の基本的な設定で連続撮影
  • 最低20枚程度用意
  • 手順に沿って編集する!

いかがでしょう。意外と簡単にできますよね!?そして、比較(明)押したときの感動やばいですよね!まだまだ、Photoshopにすごい機能が…!風景写真中心に紹介していきますね!

それでは、いい写真LIFEを!

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