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【”超”強調】天の川のレタッチ!Photoshopであぶり出し【上級編】

ぎゅっ!とこんな内容

天の川の”超”強調処理!Photoshopで、光害の低減・トーンカーブ・レベル補正であぶり出し。写真によって条件が違うのでレタッチの流れを追い、時間をかけてその写真の”ベスト”を探すのがコツ。

こんにちは、トモキです。

この記事では、Photoshopで天の川を強調処理します。

Photoshopの操作が慣れていない方は、僕も読んだ下記本がおすすめです。
たくさんの機能をシンプルに整理して解説してるのですぐに理解ができました。


それでは、いきますよー!!

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【”超”強調】天の川のレタッチ!Photoshopであぶり出し【上級編】

天の川のレタッチの仕方。撮影方法から編集方法まで。あぶり出し。

4回にわたり、上記の写真を目標にやってきました。流れは以下の通りになります。

天の川撮影上達リスト!

前回までで、ノイズ処理が終わりました。あとはレタッチのみ。天の川のあぶり出しと理想の色合いに仕上げます。





RAW写真でも十分にきれいですが、それをさらに魅力的な写真にします。もちろん使うソフトはPhotoshopです。

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天の川の編集には必須!Photoshopを使って編集をしていきます。

さらに自分の写真の幅を広げてくれるでしょう。成長に向けて、強力なパートナーになってくれるはずです。

詳しくは、下記記事にて!無料期間もあるので試してみるといいと思います!

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【無料あり】Photoshopは必要?値段や機能【初心者】
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それでは、Photoshopを開きまして、レタッチをやってきますよ~!

レタッチの流れ

10枚でスタックをした写真を用いて、レタッチをしていきます。詳しい内容は以下からご覧ください。

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レタッチの注意点です。写真によって、レタッチの方法は毎回変わります。毎回写真の条件が違うからです。

なので、ここではレタッチの具体的な数値をマネするのでなく「流れ」をマネしてください。

レタッチの流れは以下の通りになります。

編集の流れ!

それでは、具体的にやっていきましょう!

  • レタッチは「流れ」をマネする
  • 時間をかけて、その写真の”ベスト”を探す

天の川の強調処理

まず、Photoshopにスタックをした写真を読み込みます。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

背景として読み込まれるのでレイヤーに変えましょう。背景レイヤーの「カギ」マークをクリック

”背景”→”レイヤー”に置き換えます。また、そのレイヤーを2枚に複製して、BeforeとAfterを比べられるようにします。

レイヤーの複製は、コピペと同じで、「Ctrl+C」→「Ctrl+V」でできます。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

レタッチ前と後で名前を変えると分かりやすくなります。

名前の変更はレイヤーを選択後、名前の文字の上で「ダブルクリック」をすると変更ができます。

光害の低減

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

光害を低減して、空のコントラストを一定にします。ここ大事です。

大体が、地平線から空上部にかけてだんだんと暗くなっていくと思います。

しかし、そのグラデーションが強いほど天の川のあぶり出し時にそのコントラストが強くなってしまい、不自然な印象になってしまいます。なので、コントラストの弱い最初になるべく取り除きます。

【フィルター】→【Camera Raw フィルター】を選択。光害の取り除く方法は”部分補正””周辺光量補正”を主に使います。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

この写真ではまず、【レンズ補正】で周辺の減光を取り除きました。なるべく全体を見渡して、コントラストが一定になるように調節します。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

続いて、部分補正の【段階フィルター】を使って補正していきます。

【周辺光量補正】の際、明るくしたところをマイナス補正しました。(※【周辺光量補正】を明るくし過ぎなければよかったのですが、右上端との兼ね合いがあり、今回は実際にやってみてこの方法がきれいに仕上がりました。)

【段階フィルター】の選択範囲は画面右下のチェック欄から表示できます。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

さらに、右上にも【段階フィルター】で補正しました。全体がフラットになることを意識して、何回も調節していきます。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

最後、【円形フィルター】を用いて気になる点を補正しました。

場合によっては全体の補正も使用しますが、基本的には”部分補正”を使って全体をフラットにしていきます。満足いったら右下の【OK】をクリックして終了。





フラットになりましたでしょうか。

都市部の光害がひどい場合もこの方法でなるべくフラットなコントラスを目指しましょう。



”トーンカーブ”で天の川の強調①

ようやく、強調処理に入ります。”トーンカーブ”→”レベル補正”の順でやりますが、場合によっては逆でもOKです。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

【色調補正】→【トーンカーブ】を選択します。

パネル(右側四角)になければ、【ウインドウ】→【色調補正】でパネルに出します。

天の川の”強調処理”は要するに、コントラストを大きくつける事です。

コントラストとは明暗の差のことを言います。

なので、天の川の明るいところは”より”明るくし、暗いところは”より”暗くして強調します。”トーンカーブ”を確認すると、より詳細にコントラストを調節できます。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

トーンカーブ左上の「手のマーク」をクリック。すると、ポインターがスポイトのマークになります。

このスポイトでクリックするとクリックした部分に対応する明るさをトーンカーブにアンカーをしてくれます

天の川の一番明るいところと、一番暗いところをクリックしましょう。その際は天の川を拡大するとやりやすいです。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

拡大は「Ctrl+”+”」縮小は「Ctrl+”-”」でできます。戻すときは「Ctrl+”0”」で戻しましょう。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

戻ります。明暗それぞれのところにアンカーした後、暗い部分は暗く(トーンカーブ下側へ)明るい部分は明るく(トーンカーブ上側へ)調節します。

ここ一番時間がかかります。何回もアンカーを打ち直したり、調節したりしてベストを探しましょう。トーンカーブはS時の様な線を描くのがポイントです。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

こんな感じです。

”レベル補正”で天の川の強調②

さらに、コントラストを付けて強調します。

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

【色調補正】→【レベル補正】を選択。こちらは、トーンカーブと違って簡単ですね。

オレンジ四角でくくったバーを左右に動かして調節します。トーンカーブと違って写真全体に大きく影響を及びますのでやりすぎる注意です。全体を見ながら調節していきましょう。





…画像サイズが違くてすみません。。ここまでで、大きく変わったのではないでしょうか。上手いくと楽しくなりますよね!

「上手くいかない…」て人は、トーンカーブとレベル補正を何回も何回も調節してコツを掴みましょう。

自分の好きな天の川を参考にそれに近づくように調節していくといいかもしれません。

僕も最初は何時間もかかりました!頑張ってください!もうひと頑張りです!



仕上げの微調整

仕上げです!再度、【フィルター】→【Camera Raw フィルター】を選択。(天の川のレイヤーとトーンカーブ・レベル補正のレイヤーは結合してください。3つのレイヤーを選択後右クリックで「レイヤーを結合」選択)

天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

【コントラスト】や【明瞭度】を中心に、さらに強調処理をします。

また、自分のイメージ通りの色合いにし、完成に近づけます。【Camera Raw フィルター】ではほぼ、Lightroomと同じように調節できますので詳しいレタッチは以下を参考にしてください。

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【強調】現像のコツ!Lightroomで天の川をレタッチ【初級編】
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天の川のレタッチ!Photoshopで強調処理。編集

天の川の右部分が暗すぎのように見えたので、【円形フィルター】ですこし明るくしました。その他、調節をして完成になります。





空が完成後、空以外の部分が真っ黒になっていますので、そこを中心にスタックした写真をレタッチ(Lightroomで十分)して、空の写真と合成します。合成の仕方は下記からどうぞ!

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【簡単】”1秒”自動切り抜き。星空へ合成【Photoshop】
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完成





いかがでしたでしょうか。最初は誰もが上手くいきません。プリセットの様な決まった数値がないので毎回試行錯誤しながらのレタッチになるでしょう。

やっていく内にだんだんコツがつかめると思います。なので、残念ながら上達する方法は何回も何回も触るしかないのです。

隣に好きな天の川の写真を置いて、自分がこれに近いレタッチが出来たのを想像しながら前向きにやりましょう!僕も応援しています!

今回使ったソフト:Adobe Photoshop(※無料あり:「フォトプラン」がコスパ最強)

説明↓

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【無料あり】Photoshopは必要?値段や機能【初心者】
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編集の手順↓

  • 光害の低減
  • →【Camera Raw フィルター】にて【部分フィルター】・【周辺光量補正】などで、星空のコントラストをフラットにする

  • ”トーンカーブ”で天の川の強調①
  • →【色調補正】→【トーンカーブ】:明暗部にアンカー、S字を描くように調整

  • ”レベル補正”で天の川の強調②
  • →【色調補正】→【レベル補正】

  • 仕上げの微調整
  • →【Camera Raw フィルター】にてイメージに近づける

まとめ

ココが重要!

  • レタッチは「流れ」をマネする
  • 時間をかけて、その写真の”ベスト”を探す

お疲れ様でした!
これで、天の川の撮影から編集までが一通り分かったのではないのでしょうか。

たくさん、撮影・編集をすると「今度、あれをやってみよう」「編集のためにこう、撮ってみよう」とさまざまな案が出てくると思います。

基礎が分かったと思うので、ここからは各々の技術にするといいと思います!

やるのは大変だけれども、撮っているときの感動や、出来上がったときの満足感がすごい天の川撮影。

皆に好きになっていただけると嬉しいです!

Potoshopの操作で困ったことがあれば、下記が参考になりますよ。


それでは、よい写真LIFEを!

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